心海2センチメートル

おたくが語る「好き」について

『舞台ナナシとの出会いが、世界を少し明るくした』

 

舞台「ナナシ-第七特別死因処理課-」

DMM TVで始まった2.5次元的世界の第1弾作品として、元々ドラマから始まったこの作品

生きることに前向きになれる、死神が主軸の物語です

 

https://info.tv.dmm.com/special/25jigentekisekai/nanashi/

 

ドラマ最終回にして舞台化の告知があり、

そしてこの秋、舞台化と相成った訳ですが、

キャスト詳細が出た時

『立花くん…一番最初に名前がある……座長???』

ビジュアル解禁時

『真ん中にいる……!!!!座長……!!!!』

 

https://nanashi-stage.com/

 

推しが初主演、初の座長をつとめる作品でした

ドラマが始まる前の特番では、立花くんがこの作品について「優しくぶん殴る!」と表現していました

もう本当にその言葉の通りで、私にとっては「仕事頑張ろ〜!!」ってなれる作品でした

背中をばんばん叩かれて、そこから無限に勇気が湧いてくるような作品

初めて立花くんが舞台に出演してから、いろんな役、いろんな物語、いろんなお芝居を観てきましたが

今年はW主演からの正真正銘の主演!!そして大好きな銀劇だ〜〜〜〜!!!!!!

【チケット先行】

一言で言うとすごくグダリました

シフト制地方遠征組おたくは、あの、正直いつでも休みは取れるので……特典……初日……平日……公演数……と悩んでるうちにどんどん先行は進んでいったのです あたりまえですね

 

【グッズが可愛すぎる】

推しのライブや公演のグッズ一覧画像が出る瞬間が大好きなんですけど、ナナシのグッズ、可愛すぎた〜!!

あの手描き風のがかわいい!!4カットフォトが可愛すぎて無限に欲しいかも……アクスタ……ランダム……チャームも可愛い……

気がついたらチョッキューとデンデンをフルコンプで揃えていました

ちゃんとコンビ推しで沼落ちしとります

 

【オンライントークショーの思い出】

公演前にはメタバースさんとの企画でなんかサマウォのOZみたいなバーチャル空間でオンライントークショーがありました(??)これめっちゃ楽しかったので、後世に語り継ぎたいです

個性豊かなアバター(立花くん→本人に忠実、涼星くん→青い鬼、廣野くん→エアコン背負った鬼(課金済)

初手「まず皆で土下座してみましょうか」

ステージ上でジャンプしまくったりとにかく落ち着きのない立花くん、アバターの機能を使ってギャルピしたり踊ったりしてる涼星くん、リスナーのアバターをストーカーする廣野くん、

ジェットコースターにどうしても乗りたい御三方によるジェットコースターチャレンジ……!!(定員3名)

舞台の脚本、ちょっと当て書きされている……!という最高の裏話も聞きつつ本当楽しかったな

 

日に日に初日が楽しみになっていきました

なぜなら今回、立花くんの出演する作品では初めて、初日に参戦するからです!!!!!!!!

 

【初日の感想なんですが】

んもすっごい笑ったしすっごい泣いた

2階最前から観るナナシ、とにかく全体がとても良く見えたのでまずセットが素敵で大好きだなー!!蝋燭やキャンドルが本当に可愛くてお洒落だし、真ん中にはナナシの会議室があるのもらしさだった

立花くんすっごいずっと板の上にいるじゃん

初日は座長から差し入れのお弁当あったんだって!!座長……!!(感無量)

やっぱりなにより、銀劇0番に立つ立花くんの姿

主演で、座長で、ストーリーの真ん中に据えられた訳ではあるのですが、ナナシの制服ってグレーだしどの死神もそれぞれの個性が散りばめられた衣装を着ているので、分かりやすく主演!!!って出で立ちでは無かったのかもしれない

けど、その上で1番最初のテーマ曲で真ん中で歌って踊っている立花くんが、ずっと役者として板の上で自分の表現を創り上げてきた立花裕大という人そのもので

真ん中に立つってこういうことなんだ、って思いました

嬉しい、誇らしい、眩しい、本当に良かった、この日を迎えられて

そんな気持ちでした

 

 

【私にとってのナナシ】

冒頭にも書きましたが、ナナシと私の仕事がなぜこんなに結びつくのか

人生最後の瞬間をプロデュースするナナシの死神たちが、その人の死因を考えながらも結局はその人の生きていく道を示していく物語

それは私が普段出会う人達との向き合い方、蝋燭を見るだけじゃない、人をみること

そうすることこそがその人にとっての本当のケアに繋がるという思いがあるから、です

初日を観劇して、次会いに来るまで仕事がんばろ!って思って帰ったら、思いがけず仕事で感謝の言葉を頂くことがありました

「寄り添ってくれてありがとう」

そんなことなかなか言って貰えるものではないし、そう思って貰えたのは確実に私がナナシにもらった原動力のおかげでした

 

 

【ストーリー感想】

ドラマでは、スナオが考える死のストーリーを華麗に回避して、人間は『生きていく』ことが描かれていました

舞台では、人間の人生を見つめ、『炎を消したくない』と思う死神の心が描かれていました

 

生きることは幸せで、楽しくて、きっと尊いものなんだと

でも上手くいかなくて、終わらせたいって思ったり、手放してやろうと思ったり

そんな時に、もう少しだけ、がんばってみようかなって思える  どんな些細なことでも、そういう何かがあるからこそ生きていける

 

ナナシの物語の根底にあるメッセージって『死ぬこと』『生きること』というすごくはっきりしたものなんですが、本当に優しい視点から心に真っ直ぐに響かせてくれる、生きることを考えさせてくれる作品なところが好きだなあと思いました

 

「命の炎はいつか消さなきゃならない いつかは無くなっちまうものなんだよ」

『でも人間はそのことに気づかない 明日また当たり前におはようが言えると思ってる』

『人生は突然終わりが来るものなのに』

 

命を込めて紡がれるこの台詞 聞けば聞くほどに心に響きました

朝が来ること、朝が来たら眠りから覚めること、おはようを言えること

それを多くの人間は微塵も疑わず、無意識のうちに、明日を信じて眠りについている

それこそが生きているということなのかもしれないなって思う

 

「青年」と「彼」のストーリー、ドラマではシュミレーターを使っていたシーンを舞台ナナシでは音楽劇にして魅せたのが本当に素敵でした

立花くんのあんな芝居は初めてみたなあ

すごく切なくて胸が苦しくなるようなふたりの歌

あの夜あの工事現場で終わるはずだったふたつの命が、階段を駆け下りながらまた秒針を刻み始めるところ、とっても美しくて涙が出る

そして見るはずじゃなかった朝焼けをふたりで見上げる、生きていく

ドラマナナシ最終回では虹を見上げるラストでしたが、七色になる前、正に黎明のような朝焼けが本当に素敵でした

ここのシーンで「もう少しだけ 頑張ってみようかな」って流れてるのも本当に 本当に

 

 

ケイステで初のW主演をつとめ、ほぼふたり芝居のなかでずっと板の上に立ち続けてくれてた立花くんの“お芝居”についてめちゃくちゃ考えさせられましたが、

今回もそうだったなあ 立花くんの芝居が改めて好きでした

今回はより当て書きに近い、チョッキューであり立花くんでもあるような表情、立ち居振る舞いがずっとずっと素敵だった

千穐楽でみた、涙を流す姿

あのシーンでチョッキューさんが涙を流すのは、きいてなかったので……(それはそう)

「やっとわかったんだ」

いのちを見つめ、死神の仕事を問い続け、そうして気づいたものの責任と尊さに、はっとしたような表情でぽろぽろと涙を流したチョッキューさん

泣いた、というより、涙が自然にこぼれ落ちたような姿がとっても綺麗であまりにも人間らしさに溢れていて

すっごい元気だったり大きな声や大きな動きの多いキャラを演じることが多い推しですが、そんな役の中にも、迷ったり悩んだり、微細に心を揺らしたりする一面がある

そんな役の姿を覗かせてくれる立花くんのお芝居は、紛れもなく生きているお芝居だなあと思うし、そうして生き生きと描かれたキャラクター達をいつも大好きになるんですよね

 

『銀劇0番』

堂々と生き生きと、立花くんとしてそこに立っていてくれたことがすごく嬉しかった

役者が好きな姿、役を見つめて深めて見せてくれる姿、気の知れた仲間たちと屈託なく笑う姿、客席を笑顔で見渡す姿

舞台ナナシでそんな姿をたくさん見てこれたことが本当に幸でした

あ〜生きてて良かったな!

 

あとデンデンがやっぱりすきでした

涼星くんが三本の指に入る推しなのでドラマ版でもビジュの良さに惹かれていた一方、舞台までの深堀りは無くて7話でのボスとのフォークダンスの組み分けがひたすらにありがとうだったデンデン

すごい元気でうるさいキレキレの優しいおたくで大好きだった

正直ナナシ立ち上げのいちばんの立て役者まであるだろ 私信ぶちかましてここまでつっぱしったデンデンはおたくの鏡ですだいすき

 

ナナシ遠征、全体的にすごく楽しかったな〜って満足度の高い3日間だったんですが

観に行った公演、席がよかったとか回替わりのコンビが推しだったとか、そういう小さな「生きてて良かった」とか「今日観に来れてよかった」のひとつひとつを大事に宝物みたいに集めて、私は生きているんだよね

 

千穐楽

あっという間すぎるよ

最終回とか千穐楽とか正直全然嫌で、寂しい悲しいロスもそうなんだけどそもそも大好きコンテンツにはずっと続いて欲しい(真)し終わらなければいいなって思っているし、でも無事に公演全てを届けきることができるって本当にすごいことであるからこそ「千穐楽おめでとうございます」の言葉があるとおもっているんですが

 

千穐楽にしてドラマナナシseason2制作決定告知!!あまりにも嬉しい!!!!次の約束があるだけでいい、それだけでいい、そのひとことがあるだけで!千穐楽のその先が幸せに変わるんです ありがとうナナシ 皆出ます!!!!がどれほど嬉しかったか

これからも定期的に私はナナシという作品に背中をやさしくぶん殴られながら、蝋燭だけじゃなく人のために仕事ができる人間になっていきたいと思います

 

仕事、頑張ろうな!!!!🔥💪🔥